みなさんは「アタマ」と呼ばれる麻雀のルールをご存知だろうか?

ある日、突如としてTwitter上に現れた不可思議な光景。

誰もが見たことのある麻雀のはずなのにどこかがおかしい…

その光景がこれだ。

一見すると三人打ちの麻雀のようだが、注目すべきは鳴いてさらされた牌である。

そう、「アタマ」とはトイツ鳴きができるルールなのだ。

 

アタマとは?

全日本アタマ連盟(@AllNipponAtama)会長である卓上のハッケヨイさん(@KOTEGAESHI0705が提唱するダイナミックかつ自由かつメチャクチャな麻雀。

  • トイツ鳴き(アタマ)ができる。
  •  鳴きチートイツがある。(メンゼン4翻・食い下がり2翻)
  •  ハダカ単騎チートイツは役満

 

などといった特徴がある。

詳しいルール・導入方法はコチラから

全日本アタマ連盟とは?

卓上のハッケヨイ氏が会長を務める、新しい麻雀の形『アタマ』を応援する団体。

副会長に髙田まさひろ氏(@masahiro1013

 

トイツ鳴きができるという、今までの麻雀の常識を根底からくつがえす「アタマ」

この「アタマ」は一体どのようにして生まれたのか?

考案者である卓上のハッケヨイさん(@KOTEGAESHI0705に話を聞いた。

 

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アタマのキッカケは麻雀に対する疑問からだった。

実は4人打ち東南戦をしている時に思いついたんです。

もともと4人打ち東南戦をやってるとき、仕掛けって弱いよなあって思ったんです。

打点も下がるし、チーなんて上家からしかできないし。

なのでメンゼンで進めていくんですけど、そうすると動きが少ない局面が多くなりますし、捨て局も増えるじゃないですか。

そういう動きがない局面になった時に、「これなんでなんだろうな?」と思ったんです。

それは結局「鳴きに対してのリターンが少ない」ことに起因していると感じたんですね。

もっと仕掛け自体をしやすくして、なおかつ仕掛けることでもっとリターンが得られるようになったら、もっとダイナミックな動きがゲームに生まれるんじゃないかと思って。

そんな時、ちょうどバラバラの、8種くらいの配牌が来て…

 

 

これアタマ(トイツ)で鳴けたらすぐチートイ張るのになあ…

 

 

 

ん!?

 

 

 

んん!?

 

 

 

あ…ア…

 

 

 

 

「アタァマ!」

 

 

ルールは全てデマカセだった。しかし整合性は取れた。イケルと思った。

 

で、そのとき麻雀を打ってたみんなに「アタマ」って知ってる? って聞いてみたんです。すでに「アタマ」が存在しているという体で。

 

そしたら、みんなが「そんなゲームあるんだ! 面白そう」って盛り上がって。まだ無いのに。

 

「あ、みんな知らないんだね。じゃあやってみようよ! 」ってなって。僕も知らないのに。

 

最初「この場合はどうなるんですか?」って聞かれて、「これはこう」「それはこう」みたいな感じで説明して。全部デマカセだったんですけど。

 

そしたら意外に整合性のあるルールになってきて。まるで最初から「アタマ」があったかのように。

 

その場にいた人たちはみんな「アタマ」があるってアタマから信じちゃいましたね。「アタマ」だけに。

 

でも後で別の人に「そんなもんねーよ」って言われてバレました。

とにかく、その瞬間に「アタマ」が生まれたわけです。

アタマの夜明けですよ。

 

 

アタマの基本的な手の進め方。

アタマではチートイツの裸単騎が役満扱いになっています。

「打撃系アタマ」っていうスタイルがあるんですけど、これはハダカ全振りのチートイツ裸単騎を常に狙っていくストロングスタイルのことを指します。

ベースとなる考え方として、トイツの牌は持っていないほうが強いんですよ。

アタマでは単独の孤立牌が強いので、孤立牌を手の内に集めることが一つのポイントとなります。

何故かと言うと自分でトイツとして2枚所持している牌は、当然ですが鳴ける牌があと2枚しかありません。

しかし孤立牌であれば、鳴ける牌は3枚になります。

持っているトイツを生牌2種類に変えたとすると、受け入れが2枚だったものが6枚に増えるんです。

受け入れが増えるってどういうことかというと、相手の打牌をキャッチしやすくなるんですね。

広く構える上でトイツ落としっていうのは意味があるんですよ。

 

▲トイツを落としてトイツをアタマでさらしていく摩訶不思議な手牌進行。しかしアタマにおいては基本の手筋。

 

通常の麻雀とはまるで真逆に見える戦術ですが、アタマにおいては、トイツを落としてアタマ(トイツ鳴き)をしていくというのが基本的なムーヴになります。

またトイツを落とすということは守備にもなります。

自分がトイツで2枚持っているということは、相手が持っている可能性が下がるので、アタマされて役満をアガられる危険度を下げることができますから。

 

トイツ落とし戦術の一つ「ほどこし」

またこのトイツ落としの最中にも戦術があります。

トイツを1枚切ってもう1枚は手の内に残しておくほどこし」と呼ばれる戦術です。

これが実は有効で、生牌と1枚差しかなくて、なおかつ切った時にアタマされていないなら、その牌は山にいると予測できます。

こうなった時はほどこし」を意識する価値があります。

自分で1枚切っている牌ということもあり、特にメンゼン相手ほどこし」は有効です。

ただ逆に、アタマ狙いの人からすると、1枚切っているということで狙い撃ちされる可能性があるので注意が必要です。

当然相手も「1枚切ってアタマされていないなら山にいるよね」と思うからです。

 

アタマの3種のグッドバランス。

アタマは大きく大別すると3種類のバランスに分かれます。

 

  • メンゼンで進めていく人。(メンツ手)
  • ハダカになる前に道中でチートイツをアガる人。(途中チートイ)
  • ハダカ(ハダカ)

 

この3つのバランスを見て、自分がどうするか決める必要があります。

自分が思うグッドバランスは、メンツ手1、途中チートイ5・ハダカ4のバランスがグッドなんじゃないかと考えています。

このグッドバランスの割合の感じ方プレイスタイルとして現れると感じています。

例えばトイツの牌が出てアタマするとするじゃないですか。

 

このような手牌で④を一度アタマして残り1枚の④は残しておきます。

ここから手の内の④をアタマするかしないか攻撃派か守備派かに分かれるのです。

 

上記のように、④をアタマしたあとに、さらに④をアタマする人はいわゆる「打撃系ハダカ寄り」っていう人。

逆に鳴かずに安牌として確保する人は「守備寄りの途中(チートイ)寄り」って人です。

ただどのようなバランスであれ、流動的にハダカにたどり着ける余地は残しておいたほうが良いと思います。

 

 

メンゼンは、リーチができれば非常に強いが、頻度は低い。

基本的にメンゼンのメンツ手を2割以上やってしまうとアタマでは厳しいと思います。

逆にメンゼンが活きる局面というのもあって、オーラスでアガリトップが取れる時など、アドバンテージがあってリスクを取りたくないときなどですね。

ただリスクを取りたくないのであれば「守備寄りの途中チートイツ」をやっていればハダカのケアはできるので、特にメンゼンにこだわらなくてもいいのかなとは思います。

あとは配牌が超好形の二向聴以上のときですね。形決まってるし、もう普通の麻雀やろうみたいな

アタマはいくらチートイツが強いって言っても所詮は単騎待ちなので、リャンメンで曲げられたらさすがにキビシイ。

そういうときはさすがにメンゼンリーチ超強いです。ダブリーは絶対曲げますしね。

ただそんな手なかなか来ないので、メンゼン1割というのはそういう意味で、というのもありますね。

しかし中にはメンゼン4割・途中5割・ハダカ1割のバランスでも強い人はいるので、バランスに関してはまだまだ研究が必要ですね。

 

トバない限り逆転可能なアタマのゲームバランス。

アタマってトバない限りずっと末脚が残っているんですよ。

いつでもハダカで一撃まくりがあり得るので。

通常の麻雀ですとそんな状況だともうできることも限られてくるじゃないですか。

でもアタマはオーラスでトビ寸前でもハダカを狙えば逆転のチャンスがあります。

なので70000点くらい走ったトップ目になると逆にピンチで。

なぜなら他の2人がハダカ狙って来るんですよ。

この状況で途中チートイとかやってると、ただリスクになってしまうので、そこはもう「ハダカの付き合い」ってことで全員ハダカみたいな状況になります。

 

アタマならではのアガリ形

北を「アタマ」した、北③⑦の鳴きチートイのイーシャンテン。

 

ここで①か⑨をポンして、

 

次なにか引いた時に、北を加ポンして③⑥待ちに受けられたりします。

 

また最初の手牌で、先に③が打たれたら③をアタマして、チートイツの⑦単騎か北単騎、どちらかに受けられます。

 

このようにアタマだとメンツ手への渡りを見たチートイツという形を維持できるんです。

これはアタマならではのパターンで鳴いてる字牌を持っているケースだとこのようなパターンが起こり得ます。

バランスの話でメンゼン1割と言っていた理由の一つがこれで、メンゼンからでも鳴きチートイツに渡れるんです。

メンツ手とチートイツは本来両立できない場合が多いんですけど、アタマはギリギリまで両立することが可能です。

その場合、ホンイツとの渡りが多くなるのですが、ホンイツって手牌が1色に寄っているので、トイツが発生しやすくて、メンツ手とトイツ手の渡りが常に見られる便利な役です。

 

 

またこういう形もあります。

⑥をアタマした、⑥と⑧のシャンポン待ち。

 

4・5をアタマできれば鳴きチートイツにも移行できる形です。

 

 

他には、これ見えてる北と①のシャンポン待ちなんですけど、

 

④⑦を引いたら、①を加ポンしてそのままツモアガリできます。

「加ポンツモ」っていうやつです。

出アガリは①北のシャンポン限定なんですけど、ツモアガリは④⑦もできる条件付き変則4メンチャンになります。

 

ちなみにこの形だと例えば誰かが⑦切った時に、次の自分の手番で先に①を加ポンしておいて、①④⑦の三面張に取り直して、⑦のトイツ落としを狙うみたいな事もできます。

これを「先加ポン」と言います。

そして加ポンした①ですが、さらに加カンすることもできます。

 

こういう感じで加カンします。

滅多にないし、テトリスみたいですが、覚えておいて損はないでしょう。

 

アタマの今後

最初、個人的に自分のTwitterでアタマを発信してた時に、DMで直接「これどんなルールなんですか?」という質問をいただくことも多くありました。

最初こそある程度、反響をいただいたものの、いかんせん当初ルール載せてなかったんですよね。

ブログやTwitterの投稿とかも全員がルールを知っているという前提で戦術とか戦略書いてたんで、アタマって結局なんなんだ?ってなって。

アタマを拡大していく戦略として、みんな知っているルールだよっていう体でカマしたほうがいいと思ったんですけど、さすがに知名度が無かったので最初は謎の怪文書みたいな扱いから始まりました(笑)

でもおかげさまで、アタマのさらし方など、Twitter映するゲームの絵面もあって、全国的に広がりを見せ始めてきましたね。

▲独特なさらし方のアタマ。この不思議な光景がTwitter上で話題に。

北海道の家族麻雀での導入事例や、韓国の方でもやってくれてる方がいて、他には海外の麻雀ニュースなどでも取り上げてもらえるかも?という話も出ています。

これだけ反響をいただけるなら、いま全日本アタマ連盟(@AllNipponAtamaという名前でTwitterアカウントと公式ブログをやらせてもらっているんですけど、もっと純粋に楽しめるゲームとして、広めていきたいと思っています。

 

 

▲実際にアタマをやってみたときの様子。ハダカ2人に対し、途中チートイツをアガリ切る筆者。なんと3人が同じ5待ち!

 

Mリーグに代表されるような競技的な麻雀だったり、あるいは健康麻雀とか、そういうのも素晴らしいんですけど、そうじゃない麻雀の形っていうのもあるんですよ。

麻雀の講師だったり、プロとして活動されている方々など、麻雀の啓蒙活動されている方々は素晴らしいと思っています。

しかし、どこか固い印象があるのも事実だと思うんです。

そればかりになってしまうのも自分はなんかちょっとイヤだなという思いもあって。

 

麻雀ってもっと自由で、ダイナミックで、メチャクチャなものなんだっていうのをちゃんと世の中に残しておきたいんです。

 

▲自由でダイナミック、そしてメチャクチャ。その言葉通り、ハダカ・ハダカ・普通に国士と役満3連続をメチャクチャにアガリ散らかしたハッケヨイ氏。センシューラク。

 

それで、アタマの今後の展開なんですけど、6月9日にアタマのイベントが開催されます。

ゲストとしてzeRoさんや関西の女流プロなどをお呼びして公開対局を行おうと考えています。

そのあとは、みんなでアタマで遊ぼうという感じで、まずそこからはじめようと考えています。

場所は金山のスクイズさんで開催予定です。

 

【アタマの麻雀】女流のハダカ(単騎)が見られるイベントがあると聞いてけしからんので見に行った。

 

麻雀スクイズさんの概要

住所〒456-0002
愛知県名古屋市熱田区金山町1-17-7
吉田ビル2F
電話052-253-6277
交通手段名鉄名古屋本線 金山駅 徒歩5分
営業時間[平 日] 17:00~24:00
[土日祝] 12:00~24:00
定休日年中無休
ゲーム代 (フリー)[Aルール]
¥300/般 [三人麻雀]
[Bルール]
¥500/般 [三人麻雀]
ゲーム代 (セット) ¥1,200/般

【フリータイム】
平 日 6,000円
土日祝 10,000円
※フリードリンク別途300円

詳細は決まり次第、告知いたしますので、全日本アタマ連盟公式Twitterアカウントをフォローしていただけると嬉しいです。

これから先アタマやりたいよっていう人たちが、日本でも海外でもどんどん輪が広がっていったらいいなと思っています。

いままでのちょっとフォーマルな麻雀から一歩足を踏み出した、ダイナミックで自由な麻雀を一緒に楽しめたら嬉しいなって思っています。

みんなで楽しく「ハダカの付き合い」をしましょう!

 

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