2018年10月1日
ついに麻雀プロリーグ・大和証券Mリーグが開幕しました。

東京・浜松町にある専用スタジオ「Mリーグスタジオ」にて10月から3月に各チーム80試合を実施。
3月には上位4チームによる優勝決定戦として、毎週土・日曜日(※16・17日を除く)の19時から計24試合を行い、優勝チームを決定するとのこと。
プロスポーツ競技さながらのロッカールームや、広々とした空間でどこか厳かな雰囲気も感じられる対局会場など、最終的には知的スポーツとしてオリンピック正式種目化も目指すというだけあって、力の入れようが凄まじいです。
プロ麻雀リーグの聖地「Mリーグスタジオ」をレポート!| PRONEWS
開幕してからというものTwitterをはじめとしたSNS上での盛上がりのみならず、俳優である萩原聖人さんもMリーグに参戦したこともあってか、Mリーグの話題がテレビで取り上げられたりもしました。
朝のワイドショーで(良い意味で)麻雀の話題が出るなんて、誰が想像したでしょう。
まだまだ始まったばかりのMリーグ。
賛否両論あわせて多くの話題を集めています。
そこで今回はMリーグが開幕して何が変わったのか?
そして今後どうなっていくのか?
いくつかピックアップしていきたいと思います。
目 次
Mリーグ関連の発信がめちゃ増えた!
Twitter上でも麻雀プロ・アマチュア問わずたくさんの方々がMリーグ関連の発信をはじめました。
麻雀界のカリスマインフルエンサーともいえる、zeRoさん(@zero_0801)やゆうせーさん(@getawonarashite)がキンマwebで公式に観戦記を書くことになったのをはじめとして、多くの記事がネット上に公開されています。
キンマweb上ではその他にも数多くのライターの方がたくさん観戦記を書いてらっしゃいます。
中にはmasasioさん(@matsu132652)のように観戦記ライター初挑戦の方も!
というわけで今週の観戦記アップされました!
是非ご覧ください!!
よければRT、いいね、よろしくお願いします!! https://t.co/2KUSiLj681— masasio (@matsu132652) 2018年11月10日
Mリーグが発足したことで、たとえ初挑戦であっても自身の麻雀における経験をを活かして発信できる機会が増えた事は、麻雀愛好家にとって大きなチャンスと言えますね。
ちなみに観戦記は、現状カテゴリー分けされていないので、まとめて読みたい時に目当ての記事が探しづらいのが難点ですが、記事の内容はどれも読み応え充分です。
それにともなってキンマwebのサーバーがめちゃ落ちた。
zeRoさんやゆうせーさんがキンマweb上にて観戦記をアップしたことにより、キンマwebのサーバーにアクセスが集中しすぎてサーバーがダウン?し、アクセスしてもつながらないという事態が起こりました。
キンマweb 、アクセスが集中しておりまして、サーバーが不安定な状況が続いており、繋がりにくくなっています。ご迷惑おかけしておりますm(__)m
— キンマweb (@kinmaweb) 2018年10月3日
webサーバーがダウンしてしまうとアクセスはできなくなり、当然ページは見られなくなってしまいます。
観戦記を見たい人が見たい時に見られない。
これはまさに機会損失であり、web担(web担当者の略)の人はきっとてんやわんやで対応に追われていた事と思います。
心中お察しいたします。
とはいえこれもMリーグの注目度の高さが伺える出来事だったといえますね。
(と同時にサーバーを増強することの重要性も浮き彫りになりました)
ZEROさんと多井隆晴プロがキンマweb のサーバーをぶっ壊してくれたおかげで、インフラをプチ強化できた! ご迷惑おかけしましたが、もっと強化したいので、みなさんの力でもっとぶっ壊してくださいm(__)m
— キンマweb (@kinmaweb) 2018年10月3日

クラウド型のサーバーを使えばアクセスが集中した時に必要なだけ増強でき、アクセスの少ない時はコストを抑えることができます。
ある程度、専門的な知識が必要になってきますが、この辺の知識も今後は避けては通れなくなってくるでしょう。
パブリックビューイングという麻雀対局を観戦する新たなスタイル
Mリーグ開幕にともなって、パブリックビューイングも始まりました。
現状はすべての試合を観戦できるわけではないようですが、注目度はとても高く、管理人の周りでも「この日にパブリックビューイングに行く!」といった声も多く聞かれるようになり、麻雀対局を現地で(お酒なども飲みながら)みんなで観戦する、という文化が定着していくかもしれません。
これまで麻雀の観戦スタイルといえば、対局を後ろ見するというスタイルしか無かったと思います。
これはこれで臨場感を味わえていいのですが、手牌についてのアレコレをしゃべりながら観戦することはできません。
やはり麻雀を見る上で自分なら何切るかを語り合いながら観るのが楽しさの一つでもあります。
今は東京の1箇所でしか開催されていませんが、今後全国的に会場が増えて行くことで、より大きな盛り上がりが期待できますね。

Mリーグパブリックビューイング会場
パブリックビューイング会場には試合終了後の選手が会場にかけつけて、ファンミーティングも行われるので、こちらも要チェックですね。
審判制の導入。イエローカード・レッドカードの存在

Mリーグのルールが公開された時、一番気になったのはココでした。
今までの麻雀対局には無かったイエローカード・レッドカードの導入。
頭脳スポーツとしての地位を確立することが目標でもあるMリーグですので、これがどのように対局に影響を与えるか注目が集まりました。
位置づけとしてはアガリ放棄やチョンボには至らないが、プロの麻雀選手としてふさわしくない行為をしてしまった場合にこれらのカードは提示されるとのこと。
具体的にどういう状況でこれらのカードが出されるかというと、
イエローカード
- – 発声行為を黙って行った、と審判が判断した場合。 動作が先で、発声が明らかに遅れた場合も同じである。
- – 故意とは認められないものの、2枚以上の見せ牌をした場合(山・手牌共通)
- – 局面と関係ない場面での強打・長考が度重なる場合。
- – 牌を絞ってツモる、振りかぶってツモるなど、時間が掛かる自摸の動作が度重なる場合。
- – 小手返しや、自摸牌を手牌の中に入れる行為が度重なる場合。
- – ツモり出しが早く、正当なポン・カンがあった際に、自摸牌を認識していることが度重なる場合。
- – 過度なため息やぼやきなど、相手を惑わす可能性がある言動が度重なる場合。
※イエローカードは当日のみ累積
レッドカード
イエローカードが1日2枚でレッドカードが提示される。
レッドカードが提示されたものはチョンボと同様の罰則(個人トータルポイントから20ポイントを減算)
https://m-league.jp/about/より引用
イエローカード1枚だけではポイントに影響はなく、2枚目?からレッドカードとなり、該当選手のポイントがマイナスになるとのこと。
しかし、2018年11月9日現在、いまだカードの提示はありません。
イエローカード・レッドカードの狙いとして、カードを提示することが目的なのではなく、あくまでも競技の質を高めるという目的のためであるということだそうです。
とはいえ、ここまで一度も出ていないというのは少し気になるところではあります。
これまでの対局でカードが出てもおかしくない局面はいくつかありましたし、審判制が機能しているということを示す意味でも、どこかで出しておいてもいいのではないか?と思いました。
推しプロ・推しチームのイラストがたくさん投稿された。
RTDリーグ等の影響もあり、Mリーグ以前からTwitter等のSNSでは推し麻雀プロのイラストを描いて投稿する様子が見られました。
Mリーグが発足すると麻雀プロ個人のみならず、チーム単位でのイラストを描いて投稿する方が急増、注目を集めました。
応援してます!描いてみました(^▽^)/ #Mリーグ #EX風林火山 #麻雀 pic.twitter.com/83g5ir61VB
— マグマ@麻雀 (@magumaMJ) 2018年10月2日
渋谷ABEMAS推しです!応援してます~!#Mリーグ #麻雀 #渋谷ABEMAS #多井隆晴 #白鳥翔 #松本吉弘 #AbemaTV pic.twitter.com/PBuyI3vn4x
— 山猫 (@YAMANEKO_MJ) 2018年10月2日
ヘッダー画像も作ってみたのでよかったら使って下さい╰(*´︶`*)╯♡みんなでセガサミーフェニックスチームを応援しましょう pic.twitter.com/pcj4Fmx7rF
— 駒田真子(まこ) (@mahjong_mako) 2018年10月2日
渋谷ABEMAS:多井隆晴選手 pic.twitter.com/B7F6X8oPqH
— ニコ (@chinpuiF) 2018年10月4日
U-NEXT Pirates:石橋伸洋選手#Mリーグ pic.twitter.com/OIw8zYGQFl
— ニコ (@chinpuiF) 2018年10月5日
特に7月の雨さん(@7deadlysins723)の描いた TEAM雷電(@RaidenTeam)のイラストはとても気合が入ったものでカッコよく、
雷鳴を轟かせる者達#TEAMRAIDEN #TEAM雷電 pic.twitter.com/Ndpdn1D8bL
— 7月の雨 (@7deadlysins723) 2018年9月30日
TEAM雷電・瀬戸熊直樹プロの個人ブログにも取り上げられたり、
7月の雨さんがTEAM RAIDEN/雷電に素敵なイラストを描いて下さいました。
7月の雨さん有難うございます!これからも応援よろしくお願いします! https://t.co/NbrCirCZ0s— TEAM RAIDEN/雷電【公式】 (@RaidenTeam) 2018年10月1日
TEAM雷電公式ツイッターアカウントにもリツイートされるなど話題に。
どのイラストも個性的でかわいらしいイラストも多く、今後もこの流れは続いていきそうです。
大和証券がMリーグのスポンサーに!
Mリーグは、大和証券株式会社(代表取締役社長:中田誠司)と、2018年シーズンから2020年シーズンの3シーズンにおいて、レギュラーシーズンスポンサー契約を結びました。
これに伴い、2018年10月1日(月)に開幕するリーグ名称は、「大和証券Mリーグ」2018となりました。
RTDリーグがRTDトーナメントに!

Mリーグ発足で個人的に気になっていたのが、RTDリーグとの兼ね合いでした。
RTDリーグも長期的なリーグ戦であり、出場選手がMリーグ所属の選手とかぶっていることから、
- 各選手のスケジュール的な問題はどうなのか?
- コンテンツ的にかぶって見えないか?
などはとても気になっていました。
その答えは2018年11月3日に行われたRTDリーグFINALの表彰式で明らかにされました。
「リーグ」としての形式は今年で終了、新たに「RTDトーナメント」として開催される。

もしかしてRTD終了!?との不安もよぎっただけに、形が変わるとはいえ、RTDコンテンツの継続は嬉しいところです。(入れ替え戦も予定通り行われるとのこと)
RTDリーグがRTDトーナメントとしてどのように生まれ変わるのか?
期待して待ちたいところですね。
Mリーグとは別々のフィールドで培った長所が化学反応を起こす場所。
麻雀には様々なフィールドがあります。
一見同じように見える麻雀ですが、競技麻雀だったり、天鳳などのネット麻雀であったり、街のフリー麻雀、健康麻雀etc,etc…
最近では麻雀対局動画を「観る」専門の「観る雀」といった言葉もチラホラ聞かれ、麻雀に対する関わり方は決して画一的ではありません。
管理人がMリーグ全体を観て得た感想は、
化学反応を起こせるフィールドだ、ということです。
Mリーグの発起人である藤田晋社長のサイバーエージェントはインターネットを軸する事業を行う会社であり、その分野にかけては非常に大きな力を持っています。
また麻雀対局を十二分に楽しむ上では観戦記の存在も大きいです。
オンライン麻雀・天鳳で実績のあるzeRoさんやゆうせーさんといった影響力のある人物の書く文章は、麻雀における新たな視点を我々にもたらしてくれます。
麻雀について造詣の深い方々が賛否両論含めSNS上での議論や、イラストを描いてSNSに投稿するといった、ユーザー側からのボトムアップでの盛り上がりも日に日に増しているような気がします。
選手に至ってはもちろん、これまで競技麻雀の世界を支えてきたプロ団体も複数あり、団体ごとの歴史や背景を背負い、Mリーグという舞台に臨んでいる側面もあるでしょう。
今まで違うフィールドで麻雀と関わっていた人たちが、
それぞれ別のフィールドで培った長所を惜しげも無く発揮することで、
今まで見たこともないような麻雀の世界が観られるのではないか?
選手・運営・ユーザーなどなど、Mリーグに関わるあらゆる人達を見ていて、そう感じずにはいられませんでした。
まとめ:Mリーグは期待に満ち溢れている!!
Mリーグはまだまだ始まったばかり。
きっと今後はもっともっと規模も大きくなっていくでしょうし、Mリーガーの数も、チームの数も増えていくことと思います。
単純に麻雀が盛り上がるといった話だけでなく、麻雀が成長産業として広く認知されていくことになるかもしれません。
今後Mリーグが発展していくことで、選手でなくとも仕事として麻雀に関わっていける可能性が大きく広がっていくことでしょう。
様々な技術・特技を持った人たちが多く関わってくることで、今まで見たこともないような麻雀に関する面白いコンテンツがきっとたくさん出てくるはずです。
そんなことを考えてながら、自分も微力ながらこの世界に何かしら残せるような仕事がしたいなあ、と思う管理人でした。
それでは!!