▲日本プロ麻雀連盟32期生・中部本部所属 岡田智和プロ。

 

岡田智和おかだともかずという麻雀プロをみなさんはご存知だろうか?

岡田智和プロの麻雀プロ歴は今年で3年目。

プレイヤーとしての実績で目立ったものはまだ無い。

しかし彼、岡田智和プロは実は麻雀業界内ではちょっとした有名人なのだ。

 

あるときは麻雀卓の修理人として…(ついでにiPhoneや水回りの修理も)

 

またあるときは麻雀店専門のコンサルタントとして…

 

 

▲岡田智和プロが手がけたデザインの数々。

そしてまたあるときはポスター・ロゴ・グッズなどを制作するデザイナーとして…

 

およそ麻雀プロとしては類を見ないほど多方面に活動されている岡田智和プロとはどんな人物なのか?

今回のインタビューでは、彼の仕事と未来への強い情熱を語ってもらった。

 

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原点はゲームセンターでの仕事だった

もともとはゲームセンターにあるUFOキャッチャーの商品企画開発をやってました。

その一環で商品紹介用ポスターを作ったりして、デザインの仕事はその頃に覚えましたね。

最初はショボいものしかできなかったんですけど、やるからにはいいものを作りたいと思ってとにかくこだわってました。必死で勉強して。

 

ー岡田プロのデザインの基礎はこの頃に培われたものだったという。

 

そうしたら33歳の時に色覚異常(色弱)が発覚しまして、赤色が識別できなくなってしまったんです。

 

 

断念せざるを得なかったデザイン。そして麻雀との出会い。

ーどうして発覚したのですか?

ある日いつものようにデザインを提出したところ、色がおかしいと言われ、「そんなバカな」って思って。

 

そうしたら本当に赤い色がわからなくなっていました。

 

ー色がわからなくなってしまった事実は、デザイナーにとって辛い現実であったに違いない。

もともと凝り性というかデザインに対しても妥協できない性格であったので、結果として退職せざるを得ませんでした。

 

 

ーニートになった岡田プロ。しかしダラダラ生きていくわけにもいかず、就職活動を行うが不採用が続く。

ゲームセンターでしか働いたことがなくてしかも33歳ですから、なかなか採用されないですよね。

 

 

1年近いニート生活の中、運命を変える出会いが。

ニートの頃は家とネットカフェを行き来する毎日でした。

 

で、ちょうどそこにMJがあって。

 

MJとは?
セガNET麻雀MJ(セガネットワーク麻雀エムジェイ、以下MJ)は株式会社セガ・インタラクティブが開発し、株式会社セガゲームスが運営するオンライン対戦麻雀ゲームである。
引用元: Wikipedia

ヒマだったこともあって結構やってたんですよね。

そしたらそこで僕以外にいつもMJやっている人がいて。

で、いつしか話すようになって。そしたらその人が雀荘のスタッフで。

 

ーここまでほとんど麻雀に触れることのなかった岡田プロ。この時初めて麻雀を職業にする人間と出会ったという。

麻雀を職業にしている人がいるんだって思って、すごく興味を持ったんですね。

それまで雀荘に行ったこともなかったんですけど、スタッフとして働いて見ようと。

 

ー雀荘でスタッフとして働き始めた岡田プロ。しかし最初は苦労の連続だったという。

点数計算も業務内容も全然わからなかったんですよ。

もう興味だけで飛び込んじゃったんで。

ラストの意味もわからなくて、自分より年下のスタッフに罵倒されたりもしました。

ラストとは?
半荘が終了した時にゲームが終了したことを伝える言葉。
ラストになったら点棒を揃えたり、ゲーム代をいただいたり、お待ちのお客様のご案内を速やかに行うなど、スムーズに次回のゲームに移行させる事が麻雀店スタッフの大事な仕事である。

 

さすがに悔しくて、絶対に見返してやると思いましたね。

 

 

ーその後1週間で基本的な点数計算や業務内容を覚え、1ヶ月もすると麻雀の成績も安定するようになったという。

そうやって働いていた雀荘なんですけど、働いているうちに雀荘に可能性を感じてきて。

そこの雀荘自体は結構流行ってて、でも反面教師というか、もっとこうすれば良くなるんじゃないかって思う部分も多くて。

自分で思うようにやってみたらうまくいくんじゃないか? という勝算がみえたんです。

そこから独立の意志を固めました。

約半年くらいで開業資金を貯めたんですけど、どうしても麻雀卓を8卓でオープンしたかったんですよ。

でも麻雀卓ってすごく高価で…

ーまともに購入すると1卓50〜80万はする全自動麻雀卓。8卓揃えるとなるとそれだけで開業資金をすべて使い切ってしまう。そこで岡田プロは現在の仕事にもつながる強力なアイデアを思いつく。

リサイクルショップに麻雀卓があったんですよ。4卓。それが全部壊れてて。

で、誰も直せなくて。

そこで閃いたんですけど、自分で直せばいいんじゃね? って思って。

リサイクルショップからすると置いてあっても邪魔だし、引き取ってもらえるならタダでいいよって事で引き取って、試しに直してみたら…

 

 

 

直っちゃったんですよね〜♪

 

 

 

 

ーゲームセンター時代に機械の修理なども経験していた岡田プロ。その時の経験が活きた。

そうして4卓の麻雀卓をタダで手に入れ、残り半分の4卓を中古で購入。

念願の雀荘をオープンすることに成功した。

岡田プロ、35歳の時だった。

 

 

麻雀プロ・やまたくさんとの出会い

▲経営していた雀荘で使っていた備品をキーホルダーにして今も持ち歩いている。

 

ー雀荘経営者としての道を歩み始めた岡田プロ。

最初に働いていた雀荘を反面教師とした経営方針で1ヶ月目から黒字を達成。

半年後には最新の全自動配牌麻雀卓「アルティマ」を購入。

全てが順調に進んでいた。

 

そうして4年くらい経った時にやまたくさんと出会ったんですよ。

山本拓哉プロとは?
日本プロ麻雀連盟 中部本部 29期生。
第12期静岡プロリーグ優勝、第28期静岡リーグ優勝、地方リーグチャンピオンシップ2017優勝など着実に実績を積み上げている。

やまたくプロのTwitterはこちら

で麻雀プロをやってるって聞いて、「なにそれ?麻雀にプロってあるんだ」って思って。

 

 

ーもとは別業種だった岡田プロ。麻雀業界について詳しいことは一切知らなかった。やまたくさんと出会い初めて麻雀プロという存在を知った。

やまたくさんってしゃべり方とか結構子供っぽいところもあるんですけど、麻雀に関してはすごく真剣なんですよ。

もちろんプロなんだから真剣なのは当たり前って話ですけど、当時はプロについてよく知らなくて。

それほど真剣になれる麻雀プロってどんなものなんだろうってすごく興味が出てきたんですね。

お店は順調でしたけど、そういうプロの世界を知ってしまって、ただお店で麻雀を打つだけでは物足りなくなってしまって。

もっと麻雀業界のことを知りたくなったし、プロになって麻雀関係の人脈を作って、自分の力を活かしたい、業界の発展に貢献したいと思うようになりました。

 

ーやまたくさんとの出会いがキッカケで、麻雀プロになって麻雀業界に貢献したいという思いを強くした岡田プロ。

そのためには経営者としてお店を経営しながらでは難しい、という判断を下した。

ついにお店を手放す決意をする。

 

で、お店を売ろうと思ったんですけど、どうせ売るなら一番熱意のある人がいいなと思って。

そしたらやまたくさんが小野雅峻プロ(日本プロ麻雀連盟29期生)を紹介してくれたんですよ。

他にも何人か候補の人がいましたが、最終的に小野雅峻プロにお店をお譲りすることに決めました。

ーそして現在、その小野雅峻プロが経営しているお店というのが愛知県・一宮市にある「麻雀荘ほあろん」さんである。

店  名ほあろん
住  所〒491-0858
愛知県一宮市栄2-13-10
駅北ビル3F
電  話0586-24-1125
交通手段JR東海道本線(浜松~岐阜) 尾張一宮駅 徒歩3分 220m
名鉄名古屋本線 名鉄一宮駅 徒歩3分 242m
営業時間17:00~ラスト [火曜~金曜日]
13:00~ラスト [土・日・祝日]
定休日
営業内容フリー、セット
ゲーム代(フリー)¥300/般 ¥150/学 [東南戦]
ゲーム代(セット)¥300/般 ¥200/学

 

岡田智和、39歳。麻雀プロの道へ…

こうして身軽になってプロ試験を受けに行こうとしたわけなんですけど、とりあえず知っている麻雀プロがやまたくさんと小野雅峻プロしかいなくて。

二人が日本プロ麻雀連盟・中部本部の所属だったので、私も連盟中部の試験を受けました。

そうしたら年齢制限が40歳までとなってまして…私はこのとき39歳だったのでもう後がないという状況でした。

 

ー年齢制限により、すでに背水の陣となってしまった岡田プロ。

しかも当時の連盟中部の試験は期間が半年にわたる上、全国屈指の難しさだったという。

まあ後はなかったという状況で本気になりまして。

あと面接での私のアピールポイントっていうのが他の人と違ったのも良かったんだと思います。

他の受験生のアピールが「麻雀強くなりたい!」とか「タイトル獲りたい!」だったのに対し、私は自分のもつ麻雀荘経営のノウハウとか麻雀卓の修理とかデザインとか、そういう技術を持って麻雀界に貢献したいという事をアピールしたんです。

もちろん選手としてタイトルや成績を残したいという思いもありますが、一番の目的は、より深く麻雀業界のことを知り、麻雀業界全体に貢献することなんです。

 

ーそして無事プロ試験に合格。晴れて日本プロ麻雀連盟・中部本部に所属する事となった。

 

 

麻雀店専門コンサルタントとして、これまでのすべての経験を活かす道へ

ーこうしてプロになった岡田プロ。その目的は麻雀業界全体への貢献。

しかしプロという肩書だけでは生活していけないのが現在の麻雀界の現状。

そのために麻雀店専門のコンサルタントとなる道を選ぶ。

このとき実はiPhoneの修理屋さんになることも考えていて、どちらにしようか少し悩みました。
趣味でiPhoneの修理とかもやってたので(笑)

でも本当に自分のやりたいことをきちんと考えた結果、麻雀店専門のコンサルタントになることを選びました。

全ての麻雀店の味方になりたいという思いもありましたし。

 

 

できないとは言いたくない。全てはお客様の満足のために。

ー黒字化する方法や集客のためのイベント、従業員の教育など。岡田プロのコンサルタントとしての業務は非常に多岐にわたる。その中でも注目すべきは「麻雀卓の修理」だろう。

麻雀店専門のコンサルタントを名乗る以上、結果を出さなくてはいけません。

例えば黒字化させると一言で言っても、方法はいろいろあります。

経費の削減などがその最たる例ですが、麻雀卓も機械なので長く使っていると壊れたりします。

故障の内容によっては店内のスタッフがすぐに対応できない場合もあります。

修理を業者に依頼してもすぐに来れなかったり、壊れている間はその分売上が立たないので、すごい機会損失ですよね。しかも修理費用も結構かかっちゃう。

そこで機動力のある私が修理も請け負うことで機会損失も修理費用の負担も最小限に抑えることができればお店にとってもいいことですよね。

そうやって私にしかできないやり方で麻雀店様のお力になれればと思っています。

 

ーお客様の満足のためなら、どんな依頼も決してできないとは言いたくない岡田プロ。

水漏れした水道を直したことも。

さすがに水道の修理を頼まれたときはビックリしましたね(笑)

ですがゲームセンター時代に機械の修理を経験していたことで、何をどうすれば直るか?という事を予測する力が身につきました。

デザインの仕事もその頃に覚えたものですし、今思えばゲームセンター時代の経験が全ての原点になっていましたね。

 

色覚異常で断念したデザインの仕事。麻雀を通じ再び手掛けることに。

ー色覚異常が発覚したことでデザインの仕事を断念することになった岡田プロ。

しかし今再びデザインの仕事を任されるようになっていた。

下町のくっきーさんという方と出会いまして、この方が主催される麻雀大会の告知用ポスターを任されるようになりました。

 

ー再び舞い込んだデザインの仕事。しかし未だ赤色を識別できていない状態だという。

色に関しては他の人に見てもらって調整をしています。

頼まれたからにはいいものを作りたいですし、気合を入れて作っています。

 

ーそうして完成した岡田プロがデザインしたポスターはどれも非常に手の込んだ見るものを惹き付ける作品になっている。

 

ポスターだけでなくグッズやロゴなどのデザインの依頼もいただくことが増えてきて、本当にありがたいですね。期待に応えられるよう、もっともっといいものを作っていきたいです。

 

 

 

麻雀卓の修理の様子を見せてもらった。

ー 今日は麻雀卓を修理する様子を特別に見せてもらえることになった。

この麻雀卓なんですが、牌山が1か所上がってこなくなっちゃたんですよ。

 

 

ー ボタンを押しても全く上がってこない。機械に詳しくなければお手上げといった状況。

しかし岡田プロはドライバー1本あれば麻雀卓はだいたい直せるという。

 

ー 手際よくひとつひとつ丁寧に部品を外していく岡田プロ。

 

ー 重そうな外枠もあっさりと外してしまう。

 

ー 牌山が上がってこない部分の部品を外してみると…

 

ー なんと点棒がギアに挟まっていた。これが牌山が上がってこない理由だったようだ。

 

ー 点棒を取り出して…

 

ー 麻雀卓を元通りに組み立てていく。

 

ー そして再びスイッチを入れると今度は全ての牌山が問題なく上がってきた。

修理完了までの時間はものの10分程度だった。

 

今回のように牌山が上がってこなかったりすると重大な故障かと焦っちゃうと思うんですけど、フタを開けてみると意外とカンタンな理由だったというケースは多いですね。

もちろん中には部品交換しないといけないケースもありますけどね。

 

 

故障はいつも突然に…

ー そのとき不意に部屋のドアを誰かが開けた。

 

あっ岡田くん!居た居た!!

 

 

あっオーナー、お疲れさまです!

どうしました?

 

店内にBGMを流すためのアンプが壊れちゃってさ。悪いんだけどすぐ直してくれない?

 

 

えっ!? いやでも今インタビュー中でして…

それにこれくらいのものなら直さなくてもamazonで注文すれば明日には届きますよ。

 

いやでもBGMがないと寂しいじゃない?

すぐやってほしいんだ。

 

それにさすがの私もアンプは直したことが…

 

 

あ、もう時間がない!

じゃ僕はこれから新人歓迎会に行かなきゃいけないから、あとよろしくね〜♪

 

え、あ、ちょ…

 

 

バタン! 

 

………………………………………………………………。

 

 

麻雀店コンサルタントとは一体…

(このアンプも無事に直ったそうです。おかげでBGMは途切れること無く賑やかな店内が保たれました。)

 

 

まとめ

いかがでしたか?

岡田智和プロはTwitter上で麻雀卓の修理のみならず、iPhoneや水回りの修理などを行う様子をよくツイートされているので、ご存じの方はまさに麻雀界のBenryベンリーという認識をされている方もいるのではないでしょうか?

 

岡田智和プロのTwitterはこちら

 
しかし、その胸の内に麻雀界の発展とお客様の満足を高めることへの強い情熱を秘めた類まれな方でした。

 

またプロの麻雀士としての目標を尋ねると、中部のAリーグに上がってプロになるキッカケとなったやまたくさんや小野プロを倒すことで恩返しがしたいとのことでした。

岡田智和プロの今後の活躍に要注目ですね。

それではまた!

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